こんにちは!速水ひかりです。
「ピアノの楽譜って難しくて読めない!」
「簡単でもいいから、初見でササっと弾けるようになりたい!」
そんな風に思っているあなたに、おすすめの演奏法があります。
今回は手軽で便利な演奏法、「コード弾き」についてお話ししていきます。
※あなたがギター経験者で、コードについて何となく知っているという場合は、こちらの記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓
ピアノの「コード」って何?
コードとは、和音(複数の鍵盤を同時に押して出る音)の名前のことです。
例えばこの和音。
音符を読むと「ドミソ」ですが、コードでは「C」と表します。
こんな風に、全ての和音にはアルファベットで名前が付いているのです。
初心者さんがピアノをコードで弾くメリット
自分の弾く音を「A、B、C」などといったアルファベットで表示するため、音符をひとつひとつ楽譜で書き表す必要がなくなります。
つまり、コードさえ覚えてしまえば、楽譜を読めなくてもピアノが弾けてしまうのです!
楽譜の読み方を学ばなくても、その場でサッと弾くことができるので、即興もできるようになっちゃうかも?
コード弾きはこんな人におすすめ
・歌や他の楽器を人に任せて、自分は伴奏に専念したい
・弾き語りをやってみたい
・バンドやセッションなど、その場ですぐに合わせられるようになりたい
初心者さんがピアノをコードで弾くデメリット
コード弾きの最大のデメリット、それはメロディーが演奏できないことです。
コードを見て和音を押さえるだけでは、曲が成り立たないのです。
カラオケで歌わずに、伴奏だけ流れているような感覚でしょうか・・・。
メロディーを弾くには、音符をひとつひとつ書き表してある楽譜が必要です。
コード弾きはこんな人にはおすすめしない
右手でメロディーを、左手で伴奏を弾く「ピアノソロ」に挑戦したいのであれば、コード弾きよりも楽譜の読み方を学んだ方がいいでしょう。
ピアノ初心者さん向けコードの押さえ方
コードの仕組みとメリットを学んだところで、さっそく押さえ方を紹介しますね。
手順その①コードを覚える
まずは、どのコードが何の和音を表しているのかを覚えます。
今回は、ごく基本的なものだけ紹介していきますね。
「A」のコード
「ラ」を基準にした和音「ラド#ミ」が、Aのコードです。
「B」のコード
「シ」を基準にした和音「シレ#ファ#」が、Bのコードです。
「C」のコード
「ド」を基準にした和音「ドミソ」が、Cのコードです。
「D」のコード
「レ」を基準にした和音「レファ#ラ」が、Dのコードです。
「E」のコード
「ミ」を基準にした和音「ミソ#シ」が、Eのコードです。
「F」のコード
「ファ」を基準にした和音「ファラド」が、Fのコードです。
「G」のコード
「ソ」を基準にした和音「ソシレ」が、Gのコードです。
ピアノコードの覚え方コツ
AからGの押さえ方を知ったところで、順番に弾いてみましょう。
上で紹介したAからGのコードを楽譜に書き表すと、こんな風になります。
A→B→C・・・と、アルファベットが進んでいくと同時に、ちょっとずつ音が高くなっていってるのがわかりますね。
楽譜を読めるようになる必要はありませんが、「Aの隣はB、Bの隣はC・・・」と覚えるとわかりやすいです。
ゆっくりでいいので、下の動画を見ながらAからGまでを弾いてみましょう!
手順その②コードを見て鍵盤を押す練習をする
一通りコードを覚えたら、コードをパッと見ただけで何の音かわかるようにしましょう。
これができるようになるには、とにかく練習あるのみです!
さっそく練習してみましょう。
クイズ!このコードは何の音?
今から出題するコードを、鍵盤で押さえてみましょう。
第1問!次のコードを順番に弾くとどうなる?
A→C→B
・・・
・・・
・・・
タイムアップ!
正解の動画を見てみましょう。
正しく弾けていましたか?
第2問!次のコードを順番に弾くとどうなる?
B→F→G→E→A
・・・
・・・
・・・
タイムアップ!
正解の動画を見てみましょう。
正しく弾けていましたか?
こんな風に、自分にクイズを出しながら練習すると、いつの間にか弾けるようになっているはずです。
手順その③コード譜を見ながら、曲に合わせて押さえる
曲に合わせてコードがふってある楽譜のことを、「コード譜」といいます。
好きな曲のコード譜を探して、曲に合わせてコードを押さえてみましょう。
こちらは、私がよく使っている無料のコード譜サイト、「楽器.me」です。
ヒット曲のコード譜が4万曲以上用意されているので、お気に入りの曲がきっと見つかるはず!
手順その④コードに合わせて歌ったり、リズムを付けてみる
コードを押さえるだけの練習に物足りなくなってきたら、ピアノに合わせて歌ってみるのがおすすめです!
いわゆる「弾き語り」の第一歩ですね!
ちょっとテンポを速めてみたり、鍵盤を1つずつバラバラに弾いてみても、変化が楽しめて面白いですよ♪
おわりに
コードは覚えるのが大変ですが、パッと見て弾けるようになるととっても便利です!
突然バンドでピアノを弾くことになったり、歌うから伴奏弾いてよ~と言われたときも、とりあえずコードを押さえておけば何とかなります(笑)
さらに簡単な楽譜が読めるようになれば、右手ではメロディー、左手でコードを弾いて素敵なピアノソロが演奏できます。
今回紹介したのは基本のコードのみで、コードにはまだまだ種類がたくさんあります。
まずは基本のものから覚えて、コードマスターを目指して頑張りましょう!
簡単な楽譜の読み方は、こちらの記事で紹介しています。
ぜひ読んでみてくださいね。
コメントを残す