ピアノの楽譜に書いてある「指番号」は無視していいもの?

こんにちは!速水ひかりです。

あなたは、こんな風に思ったことがありませんか?

楽譜の指番号を守って弾くと疲れる・・・

もっとテキトーじゃだめなの?

好きな指で自由に弾きたいのに、それを邪魔する指番号。

イライラしますよね(笑)
今回は、指番号って絶対に守らなきゃいけないものなの?ということについてお話しします。

「指番号って何?」という場合は、こちらの記事を読んでからの方がわかりやすいです。

↓ ↓ ↓

ピアノの指番号は、基本的に無視せず守った方がラク

先に結論をお話しすると、指番号は守った方がいいです。

なぜなら、その方が後々ラクだからです。

今あなたは、「指番号の指定がなかったら、もっとスラスラ弾けるのに・・・!」と思っているかもしれません。

そんな場合は一度、指番号を無視して、好きな指で好きなように弾いてみてください。

実際にやってみるとわかるのですが、指が途中で足りなくなったり、変に余ってもつれたりします。

ゆっくり弾く分には問題ないかもしれませんが、スピードに乗って流れるように弾こうと思うと、難しいはずです。

「なんでここでこの指!?」と思うことがあるかもしれませんが、楽譜の指番号はスラスラ弾きやすいように計算されて作られているのです。

ピアノの指番号は、絶対に無視しちゃだめ?

「守ったほうがラク」とは言いましたが、絶対に無視しちゃダメ!というわけではありません。

色々な曲を弾いていると、楽譜通りに弾くとどうしても動かしづらい!ということが出てきます。

そんなときは、どうしても弾きづらいところだけ、自分の弾きやすい指に変えてしまってかまいません。

いくら楽譜が弾きやすいようにできているといっても、指の長さや動かしやすさは、人それぞれ個人差があります。

基本的には楽譜通りに弾いて、自己流の指使いを部分的に取り入れていくのがおすすめです。

自分の「型」を作って、指番号なしの楽譜に挑戦しよう!

指使いの基本を守ったうえで、自分の弾きやすいように弾いていると、ある程度自分の「型」のようなものが出来上がってきます。

例えば私の場合、小指で鍵盤を押さえるのがちょっと苦手なので、鍵盤を速く連打する時には小指を避けてます(笑)

「型」ができてくると、指番号が書いていない楽譜でも、自然と自分が動かしやすい指で弾けるようになります。

指番号が書いてある楽譜を1冊弾き終えたら、指番号なしの楽譜にも挑戦してみましょう。

※ポップスなどの楽譜だと、「初心者向け」や「指番号付き」と書かれたものでなければ、指番号は書いていないことが多いです。

楽譜の表紙を確認してみてください。

どうしても弾きたい楽譜に指番号が付いていた場合は、なるべく見ないようにして、音符だけを目で追いましょう(笑)

必ず指番号を守った方がいい場合も・・・

自己流に走らずに、指番号をしっかりと守って弾いた方がいい場合もあります。

将来的にクラシックの上級者向けの曲を弾きたい!と考えているのであれば、今のうちから正しい指番号を学んでおきましょう。

なぜなら、曲が複雑になっていくにつれ、自己流では指が追いつかなくなってしまうことがあるからです。
自由に楽しく弾きたい!ということであれば、厳守する必要はありません。

おわりに

ピアノを学んでいると、専門用語やルールがたくさん出てきます。

ルールがあまりに多くて、窮屈に感じてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、「基本は学ぶけど、やりづらいところは自分でアレンジしちゃおう」という精神で気楽にいきましょう!

はじめから自己流に走りすぎてしまうと、逆にやりづらくなることもありますが・・・(体験談です)。

あまり固く考えず、楽しむことを優先してピアノを練習しましょうね。

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