こんにちは!速水ひかりです。
全5回の連載、「超初心者さん向け講座」は読んでいただけたでしょうか?
もし読んでいただけたのなら、片手の演奏ができるようになったと思います。
まだ読んでない!という場合は、こちらからどうぞ♪
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片手の演奏ができるようになると、色々なメロディーを演奏できて楽しいですよね。
しかし、そのうち片手だけでは物足りなくなってくるはずです。
そこで今回は、両手でピアノが弾けるようになるレッスンを開催しちゃいます!
片手で弾くよりも難易度はぐっと上がりますが、焦らず少しずつ練習していけば、必ず弾けるようになります。
ピアノを両手で弾くときの、右手と左手の役割
ピアノを両手で弾くとき、右手と左手にはそれぞれ役割があります。
右手:曲の主旋律(メロディー)を弾く
左手:曲の伴奏を弾く
カラオケに例えると、こんな感じでしょうか。
あなたが歌うメロディー⇒右手
機械から流れる伴奏の音⇒左手
両手で一緒に弾くことによって、CDのような「完成された曲」になるわけです。
ピアノを両手で弾くときの楽譜の読み方
ピアノを両手で弾くとき、楽譜には片手ずつの弾き方が書いてあります。
「ト音記号」と「ヘ音記号」
画像のように、右手は上の段、左手は下の段の音を弾くのです。
ここで、見たことのない記号が登場します。
<ヘ音記号>
こいつですね。
これは、「ヘ音記号」と呼ばれる記号です。
「ヘ音記号」は、「ト音記号」と同じく、「この辺の音を弾くよ!」と前もって教えてくれる記号です。
<ト音記号>
「ト音記号」が高い音を中心に弾くのに対し、
<ト音記号が付いている時に弾くエリア>
「ヘ音記号」は低い音を中心に弾きます。
<ヘ音記号が付いている時に弾くエリア>
右手と左手がぶつからないように、あらかじめ役割分担してあるのです。
「ヘ音記号」の音符の読み方
さて、やっかいなのはここからです。
「ト音記号」と「ヘ音記号」の楽譜とでは、音符の読み方が変わります。
真ん中の「ド」の音を、「ト音記号」と「ヘ音記号」で楽譜に表すと、以下のようになります。
楽譜で表すと・・・
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音符を順番に読んでいくと、このようになります。
ト音記号では「ラ」と読む音符が、ヘ音記号だと「ド」になっていますね。
とってもややこしいです。
このややこしさに耐えられず、私は長年楽譜を読めませんでした(笑)
「なんで、こんなにややこしいの!?」と思うかもしれませんが、この方が色々と勝手がいいのです・・・。
深く考えずに、「こういうもの!」として受け入れてしまいましょう!
最初は慣れないと思うので、楽譜に「ドレミ」を書き込んでしまうのがおすすめです。
ピアノを両手で弾くときの練習法
両手で曲を弾くときは、私はこんな手順で練習します。
- 右手だけで一通り弾く
- 左手だけで一通り弾く
- 両手で少しずつ合わせて弾いてみる
- うまくいかないところは「片手ずつ弾いてから両手で弾く」を繰り返し練習する
実践!両手でピアノを弾くトレーニング
楽譜の読み方と練習方法を学んだところで、さっそく両手で弾く練習をしてみましょう!
挑戦する曲は、「きらきら星」です。
まずはお手本演奏を聴いてみましょう。
それでは、さっそく弾いてみましょう!
①右手だけで弾く
楽譜を見ながら、右手だけで弾いてみましょう。
上手く弾けましたか?
自分の演奏が合っているか、お手本動画を見てチェックしてみてください!
②左手だけで弾く
続いて、左手だけで弾いてみましょう。
メロディーがないと弾きづらいですよね。
自分の演奏が合っていたか、お手本動画でチェックしてみてください。
③両手で少しずつ弾く
いよいよ両手にチャレンジです!
まずは最初の4小節だけ弾いてみましょう。
お手本動画を見て、もう一度弾きます。
上手に弾けたら、次に進みます。
お手本動画を見て、もう一度弾きます。
上手に弾けたら、いよいよ次は最後の4小節です!
お手本動画を見て、もう一度弾きます。
最後に、全部繋げて弾きましょう。
お手本動画を見て、もう一度弾きます。
上手く弾けましたか?
つまづいてしまうところは、何度も繰り返し練習しましょう!
両手で弾けないときは、こんな風に練習してみて!
何回練習しても上手く弾けない!という場合はこんな方法を試してみてください。
メロディーを歌いながら左手だけで弾いてみる
両手で違う動きをするのが苦手なら、まずは歌いながら手を動かしてみましょう。
「きーらーきーらーひーかーるー♪」と歌ってもいいですし、「ドードーソーソーラーラーソー♪」でもOKです。
歌いやすい方で試してください。
右手と左手で音が重なる部分に線を引く
両手でピアノを弾くときに難しいのが、右手と左手のタイミングを合わせるところです。
そこで、右手と左手が重なるタイミングを線でつないでみましょう。
こんな感じで、楽譜に直接書き込むと、タイミングが合わせやすくなります。
おわりに
初めてピアノを両手で弾くと、最初はなかなか上手くいかないかもしれません。
私も、初めて弾く曲だと、最初からはスラスラ弾けません(笑)
ゆっくり少しずつ、練習を積み重ねていってくださいね。
良かったら、こちらの記事も読んでみてください!
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