ピアノが老化防止になるのは本当?脳が活性化する2つの理由

こんにちは!速水ひかりです。
あなたは、こんな言葉に聞き覚えはありませんか?

「ピアノは老化防止に役立つ」

「指先を動かすとボケない」

「ピアノを弾くと脳が活性化する」

どれもテレビや新聞などで、よく目にする言葉です。
果たして本当なのか、また、なぜそのように言われているのか、お話ししていきます。

「ピアノが脳にいい」というのは本当!

結論から言うと、ピアノを弾くことが脳の働きを活発にすることは本当です。

ただし、「老化防止」というのは少し言い過ぎかもしれません。
なぜなら、人は誰しも老化を避けて通ることはできないからです。
老化を防止することはできなくても、老化を遅らせることは可能なので、正確には、

「ピアノを弾くことによって脳が活性化し、老化を遅らせることができる」

と言えるでしょう。

なぜピアノが脳にいいと言われているのか

それではなぜ、ピアノは脳にいいと言われているのでしょうか。
理由は、大きく分けて2つあります。

  1. 手や指を使うと、脳に刺激を与えるから
  2. たくさんのことを同時にする必要があるから

1つずつ、詳しくお話ししていきますね。

理由その①手や指を使うと脳に刺激を与えるから

動かない指

人類は手を自由に使えるようになって知能が発達した、と言われています。

確かにチンパンジーやオランウータンに比べて、私たちの方が上手に手を使えますよね。

そして知能も人間の方が高いです。

つまり、手先を上手に使うということは、脳を上手に使うということでもあります。
ピアノを弾くこと自体が、頭を使うことになるわけです。

ピアノが自由自在に弾ける人は、脳が上手に使えているから、あんなにスラスラ指が動くのですね。
うらやましいものです(笑)

理由その②たくさんのことを同時にする必要があるから

一口に「ピアノを弾く」と言っても、ただ指をでたらめに動かしているわけではありません。

ピアノを弾くには、たくさんのことを考えながら指を動かす必要があります。
その証拠に、ピアノの楽譜には色々なルールが記号化されています。

実際に、楽譜を見てみましょう。

上の写真の楽譜では、次のようなルールが記号化されています。

  • 音の高さ
  • 音の大きさ
  • 音の長さ
  • 曲のテンポ

などなど・・・

これらをすべて同時に意識しながら、10本の指をバラバラに動かしてピアノを弾くのです。

頭を使わないはずがありませんよね!

私は初めて練習する曲を弾くと、1時間くらいで知恵熱が出そうになります(笑)
はじめは大変ですが、頑張って練習したあとは、心地よい疲労感に包まれます。

老化防止を目的にせず、まずは楽しむ気持ちが大切

ここまで、「ピアノが脳の活性化に役立つ」というお話をしてきましたが、1つ注意していただきたいことがあります。

それは、老化を遅らせるためにピアノを始めないことです。

老化を遅らせることが目的になってしまうと、あなたにとってピアノは「趣味」ではなく「義務」になってしまいます。

身体にいいからマズイ青汁を我慢して飲むのと一緒です。
せっかくピアノを始めるなら、楽しくなければ意味がありません。

まずは楽しんでピアノを弾いて、脳への効果はおまけとして考えておきましょう。

ヨーグルトが好きで毎日食べていたら、いつのまにか快腸になっていた!という感覚でしょうか(笑)

難しく考えず、「楽しそうだからやってみよう!」という気持ちを大切にしてくださいね。

おわりに

「同時にいくつものことを意識しながら指を動かす」というと、とてつもなく難しいことのように思うかもしれませんが、そんなことはありません。

ピアノの楽譜も段階があって、ルールが少ない初心者さん向けのものも たくさんあります。
まずは音符の読みかたから、1つづつ覚えていけば大丈夫です。

慣れてきて、だんだん自分が思った通りに指が動いてくるようになると、とっても気持ちが良いですよ!

まずは焦らず、楽しんでピアノに触ってみてくださいね。


次の記事では、大人になってからピアノを再開した、私の体験をお話ししています。
よければこちらも読んでみてください!
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