こんにちは!速水ひかりです。
「ピアノを練習しているけど、曲が覚えられなくてスラスラ弾けない!」
ということはありませんか?
記憶力が落ちてるのかも・・・と落ち込むのはまだ早いです!
もしかしたら、練習法があなたに合っていないのかもしれません。
今回は、曲をなかなか覚えられない原因と、対策法についてお話ししていきます!
ピアノで「曲を覚える」ってどういうこと?
原因についてお話しする前に、「曲を覚える」というのがどういう状態か、確認しておきましょう。
「曲を覚える」といっても、手の動きをすっかり丸暗記して、楽譜を見ないで弾く、いわゆる「暗譜」をする必要はありません。
楽譜を見ながらスラスラ弾ける程度に、曲全体の構成が頭に入っていれば、「曲を覚えている」状態といえるでしょう。
楽譜を見ながらとはいえ、手をどうやって動かすかある程度覚えていないと、スラスラ弾くのは難しいものです。
曲を覚えられない原因
あなたは、年齢による記憶力の低下が、曲を覚えられない原因だと考えてはいませんか?
確かに記憶力の低下は、原因の1つかもしれません。
しかし、それ以外にも原因はあります。
記憶力の低下以外の原因は、以下の2つが考えられます。
- 演奏したい曲のことをよく知らない
- 練習法が合っていない
もともとその曲のことをよく知らない
よく知らない曲をピアノで弾く場合、どんな曲か頭でイメージできるまでに時間がかかるので、「なかなか覚えられない!」と感じてしまうのです。
現在の練習法が合っていない
学生時代の試験勉強を思い出してください。
「誰でも必ず覚えられる暗記法」なんてありませんでしたよね。
それと一緒で、ピアノの練習も、あなたに合った曲の覚え方があるはずです。
曲を覚えるコツ
それでは、どうしたら曲を覚えてスラスラ弾けるようになるのでしょうか。
私が実践しているコツをご紹介します。
コツその①原曲を繰り返し聴く
まずは、弾きたい曲を繰り返しCDなどで聴くのがおすすめです。
曲を耳で覚えてしまえば、その後の練習がぐっとやりやすくなります。
先ほど、もともとその曲をよく知らないことが、曲を覚えられない原因の1つだとお話ししましたよね。
この原因を取り除くことが、曲を覚える近道になります。
弾きたい曲を繰り返し聴くことによって、「よく知らない曲」から「知っている曲」に変えてしまおう!という作戦です。
また、「もともとよく知っているお気に入りの曲を選んで弾く」というのも1つの手ですね。
コツその②「じわじわじっくり」と練習する
これだけ聞いても、何のことだかわかりませんね(笑)
あなたは、新しい曲を弾くときどうやって練習していますか?
「まずは右手で一通り弾いてみて、次は左手」という風に練習していませんか?
私がおすすめするのは、もうちょっと細かく区切って練習する方法です。
実際に私が行っている練習を、ちょこっと紹介しますね。
- 手順1右手だけで最初の4小節をゆっくり弾く
- 手順2右手だけで最初の4小節をちょっと速く弾く
- 手順3左手だけで最初の4小節をゆっくり弾く
- 手順4左手だけで最初の4小節をちょっと速く弾く
- 両手で最初の4小節をゆっくりと弾く
- 手順6両手で最初の4小節をちょっと速く弾く
- 手順5次の4小節も、手順1~6の方法で練習する
どうでしょう。
かなり「じっくりじわじわ」ですね。
大人になってからピアノを始めると、「昨日弾けていたフレーズが、次の日まったく弾けない!」という悲劇がしょっちゅう起こります。
切ないですよね・・・。私もよくあります・・・。
悲しいかな、その場かぎりで覚えたことはすぐに忘れてしまいます。
なので、少しずつじっくりと練習して、「長期記憶」になる練習をやっていきましょう。
それでも忘れてしまう場合は・・・
いくらじっくり練習しても、忘れてしまうこともありますよね。
そんなときのために、「思い出すヒント」を未来の自分に残しておきましょう。
「じっくりじわじわ練習」をしている最中、弾きづらいところや、間違えやすいところが出てくるはずです。
未来の自分が同じところでつまずかないように、楽譜に印を付けたり「指使い注意!」など、書き込んでおきましょう。
おわりに
いくらじっくり練習しても、何度曲を聴いても、なかなか覚えられないことがあるかもしれません。
そんなときは、どうか「やっぱりもう年だから・・・」と落ち込まないでください。
毎日を生き生き過ごすために始めたピアノが、あなたを落ち込ませる原因になってしまっては、元も子もありません。
「また忘れちゃったよ!アッハッハ!」と、笑い飛ばすくらいの軽い気持ちで練習してみてくださいね!
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