こんにちは!速水ひかりです。
「ピアノを弾いていると、なんだか疲れる・・・」
「日々の練習がきつい・・・」
そんな風に感じているあなた!
もしかしたら、「疲れる弾き方」で練習をしてしまっているかもしれません。
実は私も、以前は1時間ほど練習するだけでクタクタになっていたんです。
ところが、「ピアノの弾き方」を変えたところ、何時間弾いてもへっちゃらになりました♪
今回は、私が実践した「疲れないピアノの弾き方」についてご紹介します!
疲れないピアノの弾き方のコツ
「疲れないピアノの弾き方」で重要なのは、以下の4つの要素です。
- 脱力した状態で弾く
- イスの高さを調節する
- 手の形を見直す
- 30分に1回、休憩をはさむ
これから、ひとつずつ説明していきますね。
コツ①脱力した状態で弾く
身体に余計な力を入れず、「脱力」を意識して弾くと、疲れにくくなります。
人は慣れない動きをするとき、どうしても身体に余計な力が入ってしまいます。
これはピアノに限ったことではなく、スポーツや書道、陶芸なんかにも言えることです。
全身ガチガチの状態で30分ピアノを弾いたら、どっと疲れが押し寄せるのも無理ないですよね。
はじめのうちは、意識して「脱力」をしましょう。
「脱力」するにはどうすればいい?
ピアノを弾くとき、特に力が入りやすいのは、以下の4箇所です。
- 肩
- 腕
- 手首
- 指
ピアノを弾く前は、準備体操でこの4箇所をほぐし、リラックスさせましょう。
準備体操1.肩の脱力
- 手順1イスに座り、息を吸いながら肩をゆっくり上げる
首が肩に埋もれるようなイメージで、グーっと上げていきます。
首や腕に力を入れないのがポイントです。
- 手順2息を吐きながら力を抜き、肩を落とす
フワッと力を抜いて、自然に肩を落としましょう。
勢いよくやりすぎないよう注意してください。
- 手順3手順1~2を3回繰り返す肩や首のこりにも効いて、一石二鳥の準備体操です!(笑)
準備体操2.腕と手首の脱力
腕と手首の脱力には、「手首ぶらぶらオバケ体操」が効果的です。
実際にやってみた動画とともに、手順を説明していきますね。
- 手順1指の力を抜き、オバケの「うらめしや~」の形にする
- 手順2脱力したままの状態で、手首を左右にぶらぶら~と振る(5秒間)手首を振るとき、腕や指も一緒にぶらぶらしているのを感じながらやりましょう。
- 手順3今度は上下にぶらぶらします。
- 手順4手順2~3を2回繰り返すこちらも、勢いよくやりすぎないよう注意しましょう。
痛みを感じたり、関節がポキポキなるようであれば、ゆっくり優しくやってくださいね。
準備体操3.指の脱力
指の脱力には、「グーチョキパー体操」が効果的です。
こちらも、実際にやってみた動画とともに、手順を説明していきますね。
- 手順1「グー」のポーズでストレッチ両手を「グー」の形にして鍵盤の上に置き、横に転がしたあと、軽く鍵盤をたたきます。
- 手順2「チョキ」のポーズでストレッチ両手を「チョキ」の形にして鍵盤の上に置き、横に転がしたあと、軽く鍵盤をたたきます。
- 手順3「パー」のポーズでストレッチ両手を「パー」の形にして鍵盤の上に置き、横に転がしたあと、軽く鍵盤をたたきます。
めちゃくちゃな音になってもいいので、鍵盤の上で手を動かしましょう!
最後はゆっくり深呼吸
上の準備体操をすると、余計な力が抜けて、体も温まってくるはずです。
最後に1回、ゆっくり深呼吸して、リラックスしてくださいね。
脱力=リラックス です。
肩の力を抜いて、のんびり楽しくピアノを弾く準備を整えましょう ♪
コツ②イスの高さを調節する
ピアノを弾くとき、意外と見落としがちなのが、「イスの高さ」です!
これは①の「脱力」にも関係してくることで、イスの高さがあなたに合っていないと、体に余計な力が入りやすくなります。
イスを適切な高さに調節して、リラックスした状態でピアノを弾きましょう!
イスはどのくらいの高さにすればいい?
イスの適切な高さは、以下の2つが目安です。
- 鍵盤に手を置いたとき、ひじが手首よりも少し高くなる
- イスに浅く腰かけて、かかとが地面にしっかりと付く
私が使っているのは普通の食卓用イスで、クッションで高さを調節しています。
でも、細かく調整できるので、やはりピアノ用のイスの方が便利です・・・。
コツ③手の形を見直す
続いて、ピアノを弾くときの手の形を見直してみましょう。
見直すポイントは2つです。
ポイント1.鍵盤に手を置いたとき、指がベタっとつぶれていないか
上の写真①(左)のように、指がベタっとつぶれた状態でピアノを弾くと、手首に余計な負担がかかります。
写真②(右)のように、手を軽く丸めた状態で弾きましょう。
ポイント2.「指の腹の少し上」で鍵盤を押せているか
ポイント1.のように、「手を軽く丸めた状態」でピアノを弾くには、鍵盤に当たる指の場所を意識する必要があります。
写真の〇で囲んである、「指の腹の上」の、プニプニした部分で弾きましょう。
正面からみると、ここです。
コツ④30分に1回、休憩をはさむ
ピアノの弾き方を変えても疲れてしまう場合は、適度に休憩をはさんでみましょう。
休憩には体の疲れよりも、頭の疲れを取る効果があります。
特に、練習を始めたばかりの曲は、楽譜を目で追いながら手を動かすので、脳がフル回転状態です。
夢中になっていつの間にか1時間経過、頭はグッタリ・・・
そんな風にならないためにも、「30分練習したら5分休憩」など、時間を決めて一休みしてくださいね。
まとめ
最後に、これまでお話しした「疲れないピアノの弾き方」をまとめました。
①脱力した状態で弾く
⇒肩・腕・手首・指をリラックスさせる
②イスの高さを調節する
⇒ひじが手首よりも少し高く、地面にかかとが付く高さ
③手の形を見直す
⇒鍵盤に手をフワッと軽く置き、「指の腹の先」で鍵盤を押す
④30分に1回、休憩をはさむ
⇒新しい曲を練習するときは、特にこまめに休む
「注意するポイントが多くて大変!」と思うかもしれませんが、あまり神経質になる必要はありません。
気が付いたときに直せばOKです。
日頃からちょっと意識しているだけで、自然とそれが習慣になってくるはずなので、少しずつ取り入れてくださいね!
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