超初心者には難しめ?『初心者のピアノ基礎教本』(岡 元世 編著)レビュー

こんにちは!速水ひかりです。

DVD付き教材を使ってピアノの基礎を勉強した私ですが、市販の教本ってどんな感じなんだろう?と気になったので、読んでみました。

それがこちら、岡素世(おか もとよ)さん編著の『初心者のピアノ基礎教本』。

読んだ感想などをまとめたので、参考にしてくださいね。

『初心者のピアノ基礎教本』は、こんな内容

この『初心者のピアノ基礎教本』は、ピアノの基本的な知識から上級テクニックまで、幅広い内容を取り扱った教本です。

 

レッスンに通ったら何ヶ月もかけて教わるであろう内容が、この1冊に収まってます。
「かなりハイスピードで広く浅く学習するレッスン」といった感覚です。

最後の章では、それまで学んできた技術を盛り込んだ楽譜が、7曲分も付いています。

かなり内容が盛りだくさんの教本といえるでしょう。

『初心者のピアノ基礎教本』の長所

読んでいて、私が「いいな」と感じたところを挙げていきます。

長所①ピアノの歴史、種類、つくり についての解説がある

ピアノについての豆知識が、わかりやすく解説してあります。

自分が扱う楽器について学べるのは嬉しいですね。

長所②指を動かすエクササイズが紹介されている

指が思うように動かない、というのは大人の初心者さんによくある悩みです。

『初心者のピアノ基礎教本』では、日常のちょっとした時間でできる「指エクササイズ」が紹介されています。

『初心者のピアノ基礎教本』の短所

読んでいて、私が気になったところを紹介します。

短所①解説なしの音楽用語が突然出てくる

「オクターブ」や「ユニゾン」といった、専門用語・・・とまでは言いませんが、音楽に馴染みがない人だとわからないのでは?という用語が突然登場します。

 

学生時代音楽の授業が苦手だった方の場合、用語を辞書やネットで調べながら読む、なんてことにも なりかねません。

短所②項目が多い分、ひとつひとつの説明がさらっとしている

ハイスピードで進んでいくため、同じことを何度も繰り返し説明してくれません。

読んでいる途中、「あれ、これ教わったっけ?」と、ページをさかのぼることもしばしば。

私の率直な感想

『初心者のピアノ基礎教本』を読んで、私が感じたことをまとめます。
 
①正直なところ、超初心者さんには不向き

「『初心者のピアノ基礎教本』の短所」でもお話ししましたが、突然音楽用語が出てきたり、教え方がさらっとしているため、まったくの初心者には不向きだと思います。

・どの鍵盤を押したら「ドレミ」が鳴るのかわからない

・楽譜を読むのが初めて
といった方だと、ついていけないかもしれません。

 
②他の楽器経験者や、ブランクがあってピアノを再開したい人にはおすすめ

「初心者の」と謳っていますが、「元経験者向け」の内容だと思います。
音楽の基本的な知識がある人や、昔ピアノをやっていた人にとっては、「そんなこと知ってるよ!」とイライラすることなくスピーディーに学べるので、いい教材だと思います。

おわりに

当サイトで応援する、「大人の初心者さん」にはちょっと不向きの教材かな、と思います。

もしあなたが購入しようか迷っていて、私のレビューが参考になれば幸いです。

当サイトでは、超初心者さん向けにピアノの弾き方を紹介しているので、よかったらそちらも見てくださいね。

>>>【動画つき連載】「超初心者さんのためのピアノ講座」を読む!

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