こんにちは!速水ひかりです。
突然ですがワタクシ、先日、ピアノの発表会で大失敗をしてしまいました!
それはもう、今だかつてないくらいに失敗しちゃったんです。
これまで人前でピアノを弾く経験が何度かあり、徐々に慣れてきたな~と思った矢先の出来事でした。
失敗した直後は頭が真っ白になり、舞台を降りてから かなり落ち込みました。
でも今となっては、とてもいい経験だったなと思っています。
あなたも、「発表会で失敗したらどうしよう・・・」「人前でピアノを弾くのが怖い」と思うことはありませんか?
今回は、あなたが私と同じ目にあわないように(笑)
「発表会で大失敗するのを防ぐ方法」と、「失敗してしまったときに気をつけること」についてお伝えしていきます!
大失敗を防ぐ方法
発表会において、「ちょっとした失敗」はつきものです。
いつもと違う環境で、いつもと違うピアノを弾くのだから、当然といえば当然ですよね。
少しテンポがずれてしまったとか、タッチが弱くて音が小さくなってしまった・・・なんて小さいミスはよくありますが、あまり気にする必要はありません。
避けたいのは、続きが弾けなくなるほどの、取り返しがつかない大失敗をしてしまうことです。
弾き始めの鍵盤を忘れたり、演奏が途中で止まってしまって再開できなくなったり・・・考えただけで恐ろしいですよね。
「舞台には魔物が住んでいる」なんて迷信がありますが、本当に魔物のしわざとしか思えないようなことが起こったりします。
そんな事態を避けるために、あなたができることは色々あります!
とにかく練習あるのみ!
本番前、「苦手な部分、ちゃんと弾けるかな・・・」「トチったらどうしよう」といった悪いイメージが浮かんでしまうのは、失敗の経験が多いことが大きな原因です。
成功体験よりも失敗体験の方が多いと、人はどうしてもネガティブになってしまいます。
そして「失敗のイメージ」が頭にこびりついた状態で本番を迎え、想像通りの結果になってしまうのです。
ネガティブなイメージを浮かばないようにする方法はただ1つ。
とにかくたくさん練習することです!
練習で何度も成功経験を積み、「いつも通りやれば間違えるはずない」という感覚まで持っていきましょう。
「失敗したときバージョン」も練習しておく
練習をたくさんすると、「失敗したらどうしよう・・・」という不安を最小限に抑えられます。
しかし、本番で使うピアノと家のピアノとでは、微妙にタッチが違います。
その微妙な違いから感覚が狂い、失敗してしまう、という可能性もあるのです。
こういった失敗は、家のピアノでいくら練習しても、起こるときは起こります。
なので、失敗した後も平然とする技術を身に付けておきましょう!
「失敗した後も平然とする技術」は、実は「失敗を極限まで抑える技術」よりも大切なんです。
発表会の観客は、あなたの弾く曲についてそこまで詳しくない人がほとんどなはず。
失敗しても平気な顔で弾き続ければ、あなたが失敗したことにすら気が付かなかったりします。
「絶対に失敗しない!」という自信をつけることはなかなか難しいですが、「失敗してもごまかせる」という自信があれば、リラックスして舞台に立つことができますよね。
「失敗した後も平然とする技術」を身に付けるには、失敗しても動揺しないように、日頃から訓練しておくことが大切です。
例えば練習中に押す鍵盤を間違えたら、動揺を顔や態度に出してはいけません。
「間違えたけど、次の音に集中!」と心の中で唱えて、ポーカーフェイスのまま弾き続けましょう。
失敗してしまったときに気をつけること
どんなに練習しても、どんなに気をつけていても、失敗してしまうことはあるものです。
ということで、実際に失敗してしまったときに気をつけることをご紹介します。
絶対に演奏を止めない!
発表会で1番怖いのは、演奏が途中で止まってしまうことです。
ちょっと突っかかったぐらいでは、観客のほとんどは気にしませんが、演奏が途中で止まると、多くの人は「あれ?」と違和感を覚えます。
「途中で止まりさえしなければ、失敗ではない!」くらいの気持ちで、何としても最後まで弾き終えましょう!
もし突っかかって先へ進めなくなったら、間違えたところから弾き直しても、何も問題ありません。
失敗しても顔に出さない
失敗してしまったとしても、演奏中や演奏後に落ち込んだ顔を見せないようにしましょう。
発表会に来るお客さんは、「完璧な演奏」を聴きに来ているわけではありません。
たとえちょっと間違えてしまっても、「あなたが舞台上で堂々と楽しく演奏する姿」を見たいはずです。
せっかくの晴れ舞台で失敗してしまって、落ち込む気持ちはわかりますが、声をかけてくれた人には笑顔でお礼を言いましょう♪
落ち込むのは、舞台から降りて1人になってからです。
私が発表会でやってしまった3つの失敗
ここで、私が実際にどんな失敗をしてしまったのかを見てみましょう。
「こんな失敗するんだ~」と、ご参考にしていただければ幸いです。
失敗①踏むペダルを間違える
舞台に上がってイスに座り、最初に押さえる鍵盤を確認し、ペダルの上に足を置いた私。
練習通り、ペダルを踏んで鍵盤を押して・・・と、ここまでは良かったのですが、伸ばすはずの音がプツッと切れてしまいました。
なんと、1番右の「ダンパーペダル」を踏んでいたつもりが、緊張のあまり中央の「ソステヌートペダル」を踏んでしまっていたのです!
※3つのペダルの役割について知りたい場合は、こちらの記事が参考になります♪
↓ ↓ ↓
【1個?2個?3個?】ピアノのペダルはいくつ必要?役割と選び方
練習でも踏むペダルを間違える、なんてことは1度もなかったのですが、舞台上には魔物が潜んでますね~。
すぐに踏み変えたので大事にはいたらなかったものの、冷や汗をかいた瞬間でした。
あなたがステージに上がったときは、こんなことにならないように、足元もしっかり確認しておくことをおすすめします!
失敗②押さえる鍵盤を間違える
序盤のペダルトラブルにヒヤッとしたものの、その後は順調に進み、曲はいよいよクライマックスへ。
複雑な和音を押さえる場面で、盛大に間違えてしまいました。
その後も軌道修正ができなくなり、3小節にわたって不協和音を鳴らし続ける、という悪夢のような時間を過ごしました・・・。
「やってしまったああぁぁ~!」と心の中で叫びながらもポーカーフェイスで弾き続け、なんとか無事に弾き切った自分をほめてあげたいです!(笑)
実はこの間違えた場所、練習中もよく失敗してたんです。
成功率80%くらいになるまで練習しておくべきだったな・・・と激しく後悔しました。
失敗③演奏が終わったあと、下を向いてお辞儀をしてしまう
なんとか演奏が終わったものの、弾き終えた瞬間の気持ちはどん底。
客席に向かって一礼するとき、お客さんの顔を見ることができませんでした。
きっと辛気臭い顔をしていたに違いありません・・・。
納得のいかない結果でも、去り際くらいはカッコよく、にこやかにお辞儀をすればよかったなぁと思います。
失敗は財産!落ち込まずに乗り切ろう
誰でも、人前で失敗するのは嫌なものです。
私も、実際に失敗したときはすごく落ち込んで、嫌な気持ちになりました。
でも今となっては、「本番で大失敗する」という経験ができて良かったと思っています。
練習不足や気持ちの切り替えなど、自分の新たな課題を見つける大きなきっかけになったからです。
「失敗したくない!」という気持ちがプレッシャーになり、そのせいで普段通りの演奏ができなくなるのはもったいないですよね。
あまり思いつめず、舞台上でピアノが弾ける喜びを思う存分満喫してくださいね。
発表会、頑張ってください!
次の記事では、発表会での緊張を少しでも和らげる方法を紹介しています。
よろしければ、ご覧くださいね♪
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元・あがり症が教える!ピアノの発表会で緊張&失敗しない方法
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