こんにちは!速水ひかりです。
突然ですが、あなたはピアノの発表会に出るのが好きですか?
あがり症の人にとって、発表会はとっても大変なイベントですよね。
発表会のために毎日練習を頑張っても、いざとなると緊張で頭が真っ白・・・なんてことにもなりかねません。
何を隠そう、私はもともと極度のあがり症でした。
そもそも人に注目されたりするのが大嫌いで、「レッスンだけしたいのに、なんで発表会にでなくちゃいけないの・・・?」なんて思ってました(笑)
ところが、今では色々工夫したおかげで、あまり緊張は感じなくなりました。
今回は、あがり症を克服した私が、緊張を感じてしまう原因と、和らげる方法についてお話しします!
なぜピアノの発表会で緊張してしまうのか?
緊張を和らげる方法をご紹介する前に、私たちはそもそもなぜ緊張してしまうのか?
その原因について考えてみましょう。
原因①ピアノの発表会は、不安要素がいっぱい
子供の頃、発表会前の私はこんなことを考えていました。
「途中で止まってしまったらどうしよう・・・」
「他の人がみんな自分より上手だったらどうしよう・・・」
実際に心配していたことが起こり、その経験がトラウマに・・・という悪循環を起こしていました。
こんな風に心配ごとが多いのは、元の性格もありますが、「練習不足」という可能性も考えられます。
練習での成功経験が少ないから、本番でも「同じことが起こったら・・・」とイメージしてしまうのです。
例えば、「人前で歩いてください」と言われたら、緊張して歩けなくなってしまう人は少ないでしょう。
しかし、「人前であなたの得意分野についてスピーチしてください」と言われると、一気に不安になってきますよね(笑)
人は、練習が足りず、成功率が低いことをするときほど緊張してしまうのです。
まずは発表会前の練習をしっかりする!
緊張をやわらげるためには、まずはたくさん練習することが大前提です。
目をつぶっていても弾けるような曲と、数日前に暗譜(楽譜を見ないで弾くこと)したばかりの曲だったら、前者の方が緊張しにくいです。
成功経験を積み重ねると、その経験はあなたの自信に繋がります。
原因②大人のプライドが緊張を呼ぶ!
あがり症の人のなかには、「子供の頃は怖いもの知らずだったけど、大人になってから あがり症になってしまった」という人もいます。
実際に、色々な年齢の人が参加する発表会では、子供より大人の方が緊張してたりします。
これは、人生経験を積んでいるからこそ、「カッコ悪い姿を見られたくない」というが働いてしまうからです。
大人のプライドはやっかいですが、私はこう考えることによって少し気が楽になりました。
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「たとえ失敗しても、サラっと対応すれば恥ずかしくない。むしろカッコいい。」
失敗することがカッコ悪いのではないのです。
失敗した後、あたふたしたり恥ずかしがったりするからカッコ悪く見えてしまうのです。
失敗した後に何事もなかったように持ち直す、またはニコッと余裕の笑みを浮かべてみる。
これぞ「大人の対応」ですね!
ピアノの発表会で、緊張したときはどうすればいい?
原因がわかっても、「どうすれば緊張しなくなるのか」というのが問題ですよね。
そこで、緊張したときにどうすればいいか、ということについてお話ししていきます。
緊張しているときに、根性論は効かない
よく、「観客をジャガイモだと思え」なんて乱暴な方法がありますが、私には効果がありませんでした。
観客の方に目も向けられないほど緊張している人には、観客が人間だろうとジャガイモだろうと、あまり関係がないからです。
実際に100個のジャガイモの前で演奏すると思うと、それはそれで緊張しますしね(笑)
緊張は「なくなる」ものではない
いくら経験を積んでも、あがり症の人が緊張をなくすことは難しいです。
しかし、緊張を最小限に抑える方法はあります。
まずは「自分が緊張している」という状態を受け入れることがおすすめです。
「緊張してきた・・・どうしようどうしよう」ではなく、「あー私緊張してるわ~いつものやつだわ~」と、緊張している自分を冷静に客観視してみましょう。
周りの出演者を観察するのも効果的です。
平然としているようで、そうでもなかったりします。
いつもより口数が多くなっていたり、しきりに髪を触っていたりと、少なからず緊張しているはずです。
無理に緊張を押さえるのではなく、「誰でも緊張はするもの」と受け入れてしまうと、開き直れることもあります。
ピアノの発表会で緊張&失敗しにくくなる練習法
続いて、私が実際に発表会前に行っている、おすすめの練習法を紹介します。
おすすめの練習は、「自宅でリハーサル」!
あえて緊張感のある環境を作り、自分を緊張に慣れさせるのに効果的です。
どんな風にやればいいか、手順を説明しますね。
- 手順1ピアノの周りをキレイに片付ける「いつも練習している場所」と安心しないために、ピアノの周りをキレイに片付けましょう。
照明もちょっと暗くして、雰囲気を出すとなおグッドです。
- 手順2自分の緊張する環境をイメージする「ここは発表会の会場だ」と自分に言い聞かせ、満席の大ホールを思い浮かべましょう。
- 手順3発表会本番のつもりで1曲弾く
リアリティを持たせるために、一度部屋の外に出て、入場するところからやりましょう。
ピアノの前に座り、曲を弾き始めます。
注意・間違えても1曲弾き終えるまでは、絶対に途中で演奏を止めない
・もし止まってしまったら、途中から弾き直してでも最後まで弾き終える
「自宅リハーサル」のメリット
私がこの「自宅リハーサル」をやり始めて、実感した効果は2つです。
- 緊張する状況に耐性がつく
- つっかえても最後まで弾き切る癖がつく
発表会で1番怖いのは、演奏が止まってしまって、収拾がつかなくなることです。
最後まで弾き切る癖がつくだけで、大失敗はまぬがれます。
ちなみに、この練習は1日1回だけやるのがおすすめです。
何度もやると緊張感がなくなってしまうので、ほどほどにしておきましょう。
緊張&失敗しにくくなる方法まとめ
ここまでご紹介した、「緊張を和らげる方法」をまとめてみました。
⇒練習すればするほど、不安要素は消えていく
②自分が緊張していることを受け入れる
⇒周りの出演者の様子も見て、誰でも緊張することを知る
③「自宅リハーサル」をやってみる
⇒1日1回、集中して行う
おわりに
もしあなたが発表会に出るつもりでこの記事を読んだのであれば、どうか自信をもって挑んでいただきたいです。
発表会という大舞台に立とうとする、その勇気が素晴らしいのですから!
確かに失敗するのは怖いですが、大成功したときは、この上ない達成感と充実感が味わえます。
1度味わうとやめられなくなりますよ(笑)
あなたの発表会が、素晴らしいものになることを願っております。
頑張ってくださいね!
こちらの記事では、私がピアノを弾けるようになるまでの歴史を綴っています。
ご興味があれば、読んでみてくださいね ♪
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大人になってピアノを再開した管理人「速水ひかり」の、へんてこ音楽遍歴
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