こんにちは!速水ひかりです。
「ピアノを買いたいけど、維持するのが大変なんじゃないか・・・」
そんな風に思っているあなた!
アップライトやグランドピアノの場合、「調律」というメンテナンスが定期的に必要です。
ピアノ本来の美しい音を維持するのためには、避けて通れない道です。
「調律」とはどんなものか、料金はどのくらいかかるのか、これからピアノを購入するあなたにとって、わからないことだらけですよね。
そこで今回は、「調律」の仕組みや やり方などを、初心者さん向けに わかりやすく解説していきます!
調律ってどんなもの?
調律とは、時が経つにつれて生じてくるピアノの「ガタ」を、正しく調整しなおす作業のことです。
人間でいうところの、健康診断のようなものでしょうか。
調律には、大きく分けて3つの作業があります。
・調律
⇒音程の狂いを正して、ピアノ本来の美しい音に戻す
・整調
⇒鍵盤のタッチを整えて、なめらかな弾き心地にする
・整音
⇒音色や音量を整えて、好みの音にする(やわらかい音、引き締まった音など)
ピアノを買った当初の状態に近づけるこれらの作業を、まとめて「調律」と呼びます。
調律をしないとどうなるの?
調律を長年していないと、音程が狂ったり、鍵盤の弾き心地が悪くなったりします。
あなたはピアノの内部を見たことがありますか?
ピアノには弦が張ってあり、この弦が時間と共にゆるんでくるのです。
弦が緩むと音が低くなり、音程の狂いが生じる、という仕組みです。
他にも、室温の変化で金属がゆがんでしまったり、消耗品のフェルトが劣化してしまったり・・・などなど、時間と共に変化してしまう部品がたくさんあります。
ピアノをずっと同じ状態で弾き続けたいのなら、そのままにしていてはいけない、ということですね。
どうやって調律をすればいいの?
調律は、「調律士」と呼ばれる専門家に依頼してやってもらうのが一般的です。
調律士は、大手ピアノメーカーや楽器販売店に所属している人や、個人でやっている人もいます。
最近では、エリア検索して調律士を探すサイトがあるので、探すのに苦労することはなさそうですね。
「ピアノ調律.net」⇒公式サイトはこちら
調律はどのくらいの頻度でやればいいの?
年に数回、最低でも年に1回と言われています。
私の祖母の家のグランドピアノも、年に1回は調律士の方にお願いしてやってもらってます。
たくさん弾いているピアノほど消耗品の劣化は早いですが、まったく弾いていなくても音程は狂うので、「長年調律をしなくても問題ない」というピアノはないようです。
調律の料金はどのくらいかかるの?
毎年のこととなると、お値段が気になりますよね。
調律の料金は、アップライトピアノだと12,000円前後、グランドピアノだと 15,000円前後が相場だと言われています。
大手ピアノメーカーの「ヤマハ」の場合、調律の料金は以下の通りです。
アップライトピアノ:15,000円
グランドピアノ:18,500円
相場よりちょっとお高めですね。
一般的には、
大手ピアノメーカー>楽器店販売店>個人
の順に料金が高くなると言われています。
他にも、長年調律をしていないピアノの場合、「1年ごとに1割増し」など、追加料金がかかる場合が多いです。
まとめ
これまでの内容を簡単にまとめました。
・ピアノの音程などの狂いを調節する作業を「調律」と呼ぶ
・調律をしないと、音程が狂ったり鍵盤の弾き心地が悪くなったりする
・調律は、「調律士」に依頼してやってもらう
・頻度は最低でも年に1回
・料金はアップライトで12,000円前後、グランドピアノで15,000円前後が一般的
大切な楽器だからこそ、お手入れをして良い状態を保ちたいものですね。
この情報があなたの参考になれば、幸いです。
こちらの記事も、よかったら読んでみてくださいね!
↓ ↓ ↓
コメントを残す