こんにちは!速水ひかりです。
ピアノ弾きにとって最大の壁・・・「防音」!
このせまい日本では、騒音をめぐってのご近所トラブルが多発しています。
「楽しく演奏していたつもりが、ご近所さんに迷惑をかけていた!」なんてことになったら、とっても悲しいですよね。
そんなことにならないためにも、できるかぎりの対策はとっておきましょう。
今回は、あらゆる防音方法を
- 本気度50%!安価で手軽に防音したい場合
- 本気度70%!無理のない範囲でしっかり防音したい場合
- 本気度100%!何が何でも防音したい場合
の3タイプに分けて紹介していきます!
ピアノを弾くとどんな騒音が出る?
防音方法を紹介する前に、ピアノによる騒音の種類についてお話ししておきます。
・音漏れ
楽器を弾く音が部屋から漏れ、隣近所に聞こえてしまうことがあります。
日中でも、気になる人は気になります。
テレビで静かなシーンを見ている時や、赤ちゃんを寝かしつけている時などに、ピアノの音が聴こえてきたら、ストレスを感じてしまうのも無理はありませんよね。
・打鍵音(振動)
電子ピアノを買ってヘッドホンを付ければ、心配いらない!と思いきや、そんなこともないんです。
鍵盤を叩く音、すなわち打鍵音が意外と騒音になったりします。
集合住宅に住んでいる人は特に注意です。
振動は上下左右に限らず、斜め上や斜め下の住人に響く恐れもあります。
・ペダルを踏む振動
こちらも打鍵の振動と同様、上下左右、斜め上、斜め下に響く恐れがあります。
足元のペダルを踏んで発生する振動なので、特に下の階に響きやすいです。
「本気度」別のピアノ防音方法&グッズ
それではいよいよ、防音方法についてお話しします。
どのくらい本気で防音するか、つまり「本気度」別にご紹介していくので、あなたの「本気度」に合った防音方法をご覧ください!
①本気度50%!安価で手軽に防音したい場合
まずはお手軽な防音をやって様子を見たい、という場合におすすめの方法です。
「ピアノ用インシュレーター」を取り付ける
ピアノの足に「インシュレーター」と呼ばれるゴム製の部品を取り付けます。
防音だけでなく、防振、耐震効果もあるので、生ピアノにはぜひとも取り付けたいですね。
価格は、1000円未満~1万円と、ものによって差があります。
「防音用」と書かれたものを選んでおくと安心です。
防音マットを敷く
ピアノの下に防音素材のマットを敷きます。
ペダルの振動を防いでくれるので、電子ピアノの場合でも、ぜひ取り入れたい一品ですね。
3000円~1万円くらいのお手頃価格なものが、ネットショップでたくさん販売しています。
②本気度70%!マンション住まいの人必見の防音
お手軽な防音だけでは心配・・・という場合は、こちらがおすすめです。
防音・吸音パネルを貼る、敷く
ピアノを設置している部分の壁や、ピアノの背面、ピアノの下に吸音素材のパネルを取り付ける方法です。
写真は「東京防音」という会社の吸音素材パネル使用例です。
全部合わせて11万円~と、①に比べてお値段は張ります。
予算がそんなにない!という場合は、部分的に使用するのもアリですね。
壁や絨毯の下に敷き詰めているのは「ホワイトキューオン」という吸音素材。
ピアノ背面に取り付けているのは、「防音ECOパネル」という防音パネルです。
電子ピアノを使っている場合は、吸音素材のみの取り付けで大丈夫そうですね。
③本気度100%!何が何でも防音したい場合
目指せ消音!という場合におすすめの方法です。
楽器を置く部屋に防音室を作る
消音素材を使った防音室を家の中に作ってしまう方法です。
写真はKAWAIの「ナサール」という防音室です。
価格は70万円~100万円以上のものもあります。
まさに、本気の防音ですね!
標準のものであれば、1日で組み立てが可能だそうです。
生ピアノに消音ユニットを取り付ける
「消音ユニット」と呼ばれる装置をアップライトやグランドピアノに取り付けると、スイッチ1つで消音になり、ヘッドフォンから音が聞こえるようになります。
つまり、生ピアノが電子ピアノ化してしまうわけです。
画期的ですね!
※ただし、演奏の音は完全に消えますが、打鍵音まで消せるわけではないので注意が必要です。
写真は、ピアノディスク社が開発した「マジックスター」という消音ユニットです。
価格は、アップライトピアノの場合だと15万円~、取り付け工事費が別途4万円かかります。
お値段は張りますが、時間帯によって消音モードに切り替えられるのは便利ですね。
ピアノの防音対策は、事後ではなく事前に
ピアノの防音器具を販売している「東京防音株式会社」の公式サイトには、こんなことが書かれています。
大半の方が、近隣の方から苦情を受けてから、防音対策をされます。
しかし、一度トラブルが起こると、音を出す側・隣人共に精神的なストレスを受けます。
対策を取った後でも、トラブルが発生したことは後々の付き合いにも影響を及ぼすことがあります。ー中略ー
趣味・生活の安定した環境作りには、トラブル自体を発生させないことが大切です。人により「音楽」「生活音」を「騒音」だと感じることもあります。
設備の整った建物であっても、トラブルの芽を摘むには、最初の防音対策が重要です。
引用元: 東京防音株式公式サイト
防音方法&グッズまとめ
- 手軽に防音したいなら、ピアノ用インシュレーター・防音マット
- しっかり防音したいなら、壁とピアノに吸音パネル
- 本気で防音したいなら、防音室・消音ユニット
近隣の方と良好な関係を築くためにも、前もって対策を取っておくことが大切ですね。
楽しく快適に、ピアノを弾きましょう!
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